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とくとく博物館めぐり 第10回 京都絞り工芸館―艶やかな紋様 伝統の色に魅せられて―

 京都絞り工芸館は、地下鉄二条城前駅に近い油小路御池の交差点を下ってすぐのところにある。2001年にオープンした本館は、日本の伝統工芸である「絞り染め」について学ぶことのできる珍しい博物館だ。京都市キャンパス文化パートナーズ制度に加入している本学学生であれば入場料500円が400円になる。
 様々な技法で布に紋様を作り出す絞り染めの歴史は古く、日本では6〜7世紀頃にはすでに行われていた。本館では特に京都で製造される「京鹿の子絞り」を中心に紹介を行っている。2か月ごとに替わる展示と、絞り染め職人でもあるスタッフの皆さんの丁寧な解説で、今まで絞り染めに疎かった人でもその技法の豊かさ、そして作品を仕上げるまでの気の遠くなるような過程を学ぶことができるだろう。布を糸で括り自然の材料を使って染める方法は代表的だが、ほかにもヒノキ製の桶を使い、染色する部分を桶の外に出し防染する「桶絞り」など、ユニークな技法が今日まで受け継がれてきた。また化学技術の躍進と共に、現代においても新たな方法が編み出されている。長い年月をかけ、幾人もの職人たちが協力し手作業で造りだす色と紋様は、同じ型を使用していても微妙な違いが個性となって表れる。
 同志社女子大学で伝統工芸の講師を務めていた経験もある館長の吉岡健治さんは、「今では職人も少ない。現在は世界遺産登録に向けての署名活動も展開している。展示物は今後、より貴重となっていくでしょう」と話す。
 本館では絞り染めを使った鞄や財布、ブローチ、タオルなどのグッズを販売しているほか、通常の反物取扱い店で手に入れるよりもはるかに安く反物を手に入れることができる。今年は日本画の代表・琳派が400年を迎えることもあり、関連企画として5月2日〜8月31日まで琳派作品を絞り染めで再現した巨大作品「琳派巨大几帳 『守護四神図』」を展示予定だ。【久嶋瑞穂】
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